本書はできるだけ読みやすくシンプルにするため、一つの項目を見開き2ページで完結するように整理し、必ず関係するイラストや写真を載せた。デザインからプリプレス、そしてポストプレスまでの広い範囲を、分かりやすくまとめた一冊。 さまざまなグラフィックアーツ関係の参考書が出版される中、それらを理解するベースにするよう編集した。 ※目次※ - グラフィックデザイン
- グラフィックデザインとは
- 点と線の構成
- 造形としての平行構成
- 錯視(イリュージョン)
- 色と心理
- 色と感覚
- 色の違い性(差別性)
- 色の対比現象と同化現象
- 色の連想
- 色と光
- 光と色
- 照明光の色み
- 色濃度による色の表し方
- Lab値による色の表し方
- エディトリアルデザイン
- エディトリアルデザインとは
- 出版物の製作工程
- 原稿の収集製作
- レイアウト作業
- 印刷工程の変動
- 印刷のあゆみ
- 印刷の歴史
- 印刷には圧が必要
- 印刷の版
- 凸版印刷
- 凹版印刷(グラビア印刷)
- 孔版印刷(スクリーン印刷)
- オフセット/印刷PS版
- オフセット/印刷CTP
- オフセット/印刷紙版・水なし版
- 文字
- 文字組版
- 文字の呼び名
- 文字サイズ
- 文字のデジタル化
- デジタルフォントあれこれ
- プリプレス
- プリプレス工程の流れ
- スキャナからDTPまでの流れ
- 写真濃淡は網点に
- デジタルデータに使われる言葉や単位
- プリプレスの製版設定
- 入力の方法
- デジタルカメラ
- 出力の仕組み
- オンデマンド印刷
- 印刷インキ
- 印刷インキの材料
- カラー印刷用のインキ
- 基準色と特別な色
- インキの乾燥
- インキあれこれ
- 紙
- 紙ができるまで
- 紙の規格
- 紙の種類
- 紙と湿度
- 古紙再生紙
- 非木材パルプ
- オフセット印刷・機械編
- カラー校正
- 枚用オフセット印刷機の仕組み
- 印刷機の調整
- オフセット枚葉機のいろいろ
- オフセット輪転印刷機
- オフセット印刷・品質管理
- ドットゲイン
- カラーバランス
- スラー・トラッピングなど
- 印刷の色管理
- 工程統一のCIP
- 国際規格ISO
- 製本・加工
- 本造りのはじめに
- 綴じ方のいろいろ
- 面付けと折り
- 上製本
- 光沢加工
※著者※ 小早川 享 1936年東京生まれ。都立工芸高校印刷科を卒業後、写真屋、印刷インキ会社などに働くかたわら、夜間大学で教員の資格を取得し都立工芸高校定時制印刷科教諭となる。現在は都立飯田橋技術専門校でグラフィック系の講師をしている。 大鳥 身吉 1934年東京生まれ。都立工芸高校を卒業後、お茶の水美術学院を経て(株)デスカへ入社、河野鷹思氏に師事。1965年アトリエシグナム設立、現在に至る。日本グラフィック協会会長 |