単なるPhotoshop解説書にあらず
プロの仕事に学ぶ究極のレタッチテクニック!!
私たちが普段の生活で目にするさまざまな広告媒体。そこに掲載されている写真たちは、とても美しく処理されていたり、現実にはありえない合成が行われていたりしますね。これらのほとんどは一発撮りではなく、Photoshop上で後加工されたものです。
しかし、たとえPhotoshopの機能をひととおりマスターしていても、こうした美しく完成度の高い写真に仕上げることは至難の業でしょう。
そんなミッシングリンクを埋めるべく、本書は広告業界を中心に活躍するプロのレタッチャーの仕事を徹底的に紐解きました。単なる画像処理ではない、「知識」と「センス」と「描画力」で織りなす“クリエイティブなレタッチ”のプロセスには、必見のテクニックが満載です。
広告、出版、写真、印刷、CG、映像、Web……あらゆる分野のビジュアル制作において、フォトレタッチは欠かせない技術です。こうした業界で“一歩上”を目指す方々には、最適の教材となるでしょう。
[基礎編]
レタッチに必要なツールや、合成やマスクなどのレタッチ作業をする上で知っておくべきポイントを紹介します。
[実践編]
基礎編で学んだ内容をもとを実践で活かすため、[人物] 肌や髪を美しく整えながら顔写真を合成する、[天候] 風景写真の天候を大胆に変化させる、などニーズの高そうな具体的なテーマについて、プロのレタッチ術を紹介しています。
[仕事編]実際の現場で使われたノウハウを惜しげもなく公開
本書を監修するフォートンが実際に携わった仕事の中から、ご紹介したい内容をピックアップ。「プラウド」(野村不動産)や「ホワイトロジス
ト」(コーセー)など、実在の広告媒体15作品を題材に、それらの制作方法を丁寧に解説しています。イリュージョンを生み出す、奇蹟のPhotoshop
テクニックをぜひ本書から学び取ってください。
目次
- はじめに
- 目次
- フォートンの歴史と「写真表現の進化」
基礎編
- 画像処理の仕事のフローと作業環境
- レタッチ作業の進め方とポイント
- 合成
- 効果の適用
- マスク作成
- 「トーンカーブ」による色調補正
実践編
- 01:[人物] 肌や髪を美しく整えながら顔写真を合成する
- 02:[道路] 被写体のパースを調整して新たな構図をつくる
- 03:[天候] 風景写真の天候を大胆に変化させる
- 04:[ビン] 合成処理でブツ撮り写真の質感を際立たせる
- 05:[携帯電話] 別要素を上手く組み合わせて商品を表現する
仕事編
- 01:SANYO
洗濯乾燥機「AQUA」
- 02:
「女子バレーボール ワールドグランプリ2006」
- 03:野村不動産株式会社
「プラウド」
- 04:コスメデコルテ
「ホワイトロジスト」
- 05:株式会社ソニーファイナンスインターナショナル
「eS-card plus」
- 06:東京ミッドタウン
「ソフトバンク博」ポスター
- 07:LOTO6
「週刊2億円」
- 08:ハーゲンダッツジャパン株式会社
「ハーゲンダッツ ドルチェ ミルフィーユ」
- 09:炭文字
「美」
- 10:
「UR賃貸住宅」
- 11:小田急電鉄株式会社
「ビナウォーク」
- 12:競艇振興会
「競艇電話投票会員募集」
- 13:ビー・エム・ダブリュー株式会社
「ALL NEW MINI CONVERTIBLE デビュー!」
- 14:「GQ JAPAN」August 2009 No.75
「WATCH OUT!:TAG Heuer」
- 15:株式会社セガ×プラチナゲームズ株式会社
「BAYONETTA」
- COLUMN 1:「トーンカーブ」と「色相・彩度」でここまでできる!
- COLUMN 2:ADによるディレクションとレタッチテクニックの共演
- レタッチャーの現状と未来 −プロフェッショナルを目指す人たちへ
- foton's Membe
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