CGと映像について“見てわかる”
映像クリエイターのためのグラフィックバイブル
CGや映像制作に求められる知識は広くて深いため、理解するのもひと苦労。
そんななか、絵を多用したわかりやすい解説で高い評価を得たのが
2003年末に発売された「CG&映像しくみ事典」です。
その改訂第二版となる本書は、3Dイラストをはじめとする豊富で多彩な図版や
見開き完結型のコンパクトな紙面構成という本来のコンセプトは継承しつつ、
古くなった情報の更新と新しい項目の追加によって、新しく生まれ変わりました。
3DCGの章はほぼ全面的に刷新し、モデリングから物理シミュレーションまで
最新のワークフローをもとにしたCGの制作知識を学べるようになっています。
さらに、映画の事例に『K-20 怪人二十面相・伝』を掲載するなど、
第二版だけにしかないコンテンツも盛りだくさんです。
5章:3DCG制作のワークフロー
企画コンテから最終クオリティのシーンをレンダリングするまでの流れを解説
6章:アニメーション撮影
セル画時代の撮影台を用いた作業と、現在のデジタルツールを用いた撮影手法の違いを紹介
7章:合成ソフトのしくみ
Adobe After Effectsの最新版CS4の機能紹介を中心に、Autodesk Infernoの概要も掲載
目次
0章 イントロダクション
- 0-1 映像制作手法の種類
- 0-2 絵が動いて見えるしくみ
1 章 映像デバイスのしくみ
- 1-1 スクリーン映像と音響システム
- 1-2 映写機のしくみ
- 1-3 ビデオとアナログTV放送フォーマット
- 1-4 デジタル時代の放送フォーマット
- 1-5 映像を表示するモニタ
- 1-6 映像制作を支えるPCの種類
- 1-7 映像制作に関するハードウェア
- 1-8 家庭用ゲーム機の種類
- 1-9 記録メディアのしくみ
- 1-10 インターネット放送のしくみ
- 1-11 映像 音声関連の入出力端子
2 章 映像データのしくみ
- 2-1 色表現とカラーモデル
- 2-2 3Dグラフィックス向けAPI
- 2-3 デジタル静止画の解像度と圧縮形式
- 2-4 デジタル映像の圧縮とコーデック
3 章 プリプロダクションのしくみ
- 3-1 プリプロダクションのワークフロー
- 3-2 シナリオ制作のしくみ
- 3-3 映像の設計図
- 3-4 絵コンテ作成の実践
- 3-5 撮影準備とスケジュール
4 章 実写撮影のしくみ
- 4-1 撮影現場のしくみ
- 4-2 フィルムカメラのしくみ
- 4-3 フィルムのしくみ
- 4-4 ビデオカメラのしくみ
- 4-5 VTRのしくみ
- 4-6 レンズのしくみ
- 4-7 カメラの構図とポジショニング
- 4-8 カメラワークの基本
- 4-9 移動撮影 メカニカルカメラワーク
- 4-10 照明の基礎知識 -光-
- 4-11 ライティングの基本
- 4-12 照明と演出効果
- 4-13 モーションコントロールカメラのしくみ
5 章 3DCG制作のしくみ
5-3 3DCG制作のワークフロー
企画コンテから最終クオリティのシーンをレンダリングするまでの流れを解説
- 5-1 CGの誕生と歴史
- 5-2 3DCG関連ソフト
- 5-3 3DCG制作のワークフロー
- 5-4 座標と3次元空間のしくみ
- 5-5 モデルを構成する平面と曲面
- 5-6 モデリングの手法
- 5-7 キーフレームアニメーションとモーションパス
- 5-8 デフォーメーション
- 5-9 キャラクターセットアップ
- 5-10 キャラクターアニメーション
- 5-11 フェイシャルアニメーション
- 5-12 モーションキャプチャのしくみ
- 5-13 シェーディングモデル
- 5-14 基本的な質感表現
- 5-15 マッピングのしくみ
- 5-16 マッピングの種類
- 5-17 CGにおけるカメラ
- 5-18 CGにおけるライティングと光源
- 5-19 レンダリングの基本的なしくみ
- 5-20 グローバルイルミネーション
- 5-21 特殊なレンダリング
- 5-22 物理シミュレーション
- 5-23 パーティクル
- 5-24 より高度なシミュレーション
6 章 手描きアニメーションのしくみ
6-6 アニメーション撮影
セル画時代の撮影台を用いた作業と、現在のデジタルツールを用いた撮影手法の違いを紹介
- 6-1 セルアニメーションの世界
- 6-2 アニメ制作のワークフロー
- 6-3 アニメデザインのしくみ
- 6-4 作画のしくみ
- 6-5 彩色とデジタルペイント
- 6-6 アニメーション撮影
- 6-7 アニメ特有の動き
- 6-8 アニメーションの表現手法
- 6-9 Web&携帯電話向けFlashアニメーション
7 章 ポストプロダクションのしくみ
7-10 合成ソフトのしくみ
セル画時代の撮影台を用いた作業と、現在のデジタルツールを用いた撮影手法の違いを紹介
- 7-1 ポストプロダクションのワークフロー
- 7-2 テレシネとフィルムレコーディング
- 7-3 編集システムのしくみ
- 7-4 ノンリニアビデオ編集ソフトのしくみ
- 7-5 ノンリニア編集のデータ管理
- 7-6 アクション編集
- 7-7 ダイアログ編集
- 7-8 さまざまな編集技法
- 7-9 場面転換ときっかけづくり
- 7-10 合成ソフトのしくみ
- 7-11 効果音とサウンド編集
- 7-12 MAのしくみ
おさえておきたい関連用語集
- PC アーキテクチャ・映像デバイス
- デジタルイメージ・コーデック
- プリプロダクション
- 撮影収録・ビデオ・フィルム
- 3DCG 制作
- 手描きアニメーション
- ポストプロダクション
オススメBOOKガイド
- 映像業界全般・映像制作入門
- PC アーキテクチャ/ AV システム
- 画像処理・圧縮・映像信号
- プリプロダクション・映像ビジネス
- 映画・撮影・照明
- 3DCG 基礎・周辺技術
- アニメーション制作・作品
- 映像編集・ポストプロダクション
本書の使い方
索引INDEX
お詫びと訂正
読者の皆様、ならびに関係者の皆様に深くお詫び申し上げるとともに、この場で訂正させていただきます。
●P.34
映像・音声関連の入出力端子
D端子の説明で表が抜けておりました。正しくは下記の通りです。
●P.178
ノンリニアビデオ編集ソフトのしくみ
ソフトウェアのバージョン表記に誤りがございました。正しくは下記の通りです。
<誤>
EDIUS Pro 6
<正>
EDIUS Pro 5
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